福島県いわき市にある歯科医院 城東歯科クリニック 口腔外科 インプラント 矯正歯科 予防歯科

技術は嘘をつかない 最後に患者様を助けるのは「診断力」と「技術力」
  • トップページ
  • ごあいさつ
  • スタッフ紹介
  • 院内ツアー
  • アクセス・地図

インプラント

城東歯科クリニックのインプラントについて

インプラントとは

インプラントとは
インプラント治療とは、失ってしまった自分の歯の替わりに、人工の歯根を 顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する 治療法です。固定性であるためガタついたりせず、白分の歯のように噛める ようになります。インプラント治療を行うことで、治療後の噛む機能が正しく 改善されると思います。慣れるまでは多少違和感を感じることもありますが、 その期間を過ぎれば、自然の歯に匹敵する機能が得られます。人が物を噛むときの力は、想像以上に大 きいものです。でも、丈夫なインプラント (人工歯根)なら、天然歯の歯根と同様に機能します。また歯冠の色や形も、 最新の歯科技術によって、自分の歯と同 じように作ることが可能です。

インプラント治療の流れ

診察と治療計画
[step1] 診察と治療計画
インプラント治療に必要な診断を行い、インプラント治療が可能かどうかを診断します。
その後、治療計画を立てます。

次へ
フィクスチャー埋入の手術
[step2] フィクスチャー埋入の手術
人工歯根のフィクスチャーを顎の骨に埋入する手術を行います。
局所麻酔を用いて行いますので、安心して手術を受けることができます。

次へ
治癒期間
[step3] 治癒期間
その後、骨とインプラントがしっかり結合するまでの治癒期間(3ヶ月~6ヶ月)を設けます。
治癒期間は骨の質などにより個人差があります。この間、必要に応じて仮の歯を入れる場合があります。

次へ
アバットメントの連結
[step4] アバットメントの連結
人工の歯の支台となるインプラントの部分(アバットメント)をフィクスチャーに連結します。この時、簡単な手術を行う場合があります。

次へ
人工歯の装着
[step5] 人工歯の装着
インプラントを含めたお口の中全体の印象採取(歯の型をとること)を行います。その型に従い人工の歯を作製します。その後、アバットメントの上に人工歯を装着して完成です。

次へ
メンテナンス
[step6] メンテナンス
インプラント治療終了後、インプラントを長持ちさせるためには、適切なホームケアと定期的な検診が不可欠です。また半年後に一度、インプラントの状態を見るため、定期検診を受けることをおすすめしています。

城東歯科クリニックのインプラント

城東歯科クリニックのインプラントは、
  • CTによる治療前の緻密な診断
  • 難しい症例にも対応する技術
  • 県内最高水準の消毒・滅菌システム
  • 正確で安全なインプラント手術を支える設備
  • 治療後10年間の長期保証制度(5年間は無償保証)
「インプラント治療は、どこも同じではありません。」

かつては少数の医院でしかインプラント治療は実施していなかったものの、今では非常に多くの医院がインプラント治療を標榜しています。患者さんにとっては、治療技術は見えないもので、専門的で一般の方にはわかりにくいことと思います。
次のページから私たち城東歯科クリニックのインプラントの特徴についてできるだけわかりやすくお伝えいたします。

治療前の緻密な診断 ~安全・確実な手術のために~

歯の喪失がどのように起こったか、原因を考え、口腔全体を一単位として治療方針を立てることが大切です。インプラントを埋入してから上部のものを考えるのではなく、埋入前に最終完成物を設計し埋入部位、本数を決定します。これらのためには事前にたくさんの緻密な資料が必要となるのです。

CTによる精密検査

「インプラント治療が本当に可能であるか?」を、当院でのCT検査を実施することで、より正確に判断させていただきます。
院内のCTを使用しますので、患者さんの費用面・移動面での余計な負担はありません。

3Dシミュレーションソフト

CT撮影後、埋入方向、部位、本数を、ソフト上でシミュレーションします。

それでもインプラントが不安な方へ  最先端の安全なインプラントシステム「サージカルガイド」

サンプル画像
インプラントで最も事故リスクが高いのが手術の際のドリリングです。
プラン以上に深く穴を開けてしまったり、角度を誤って神経や血管を傷つけてしまったりする危険性があるからです。

そのような最大のリスクを排除してくれるのが、事前のCT診断・プラン通りに埋入できるよう導いてくれる「サージカルガイド」なのです。

このサージカルガイドによって、ドリルの着地点と角度を正確な方向に導き、またドリルがぶれないように保持します。

さらに、インプラント治療では切開手術が必要でしたが、サージカルガイドを使用することにより、症例によっては切開手術を行わなくてもよくなりました。その結果、痛みや腫れがより軽減されるようになります。

この優れた安全システムを導入している歯科医院は、まだ全国でも数%程度です。
城東歯科クリニックでは、より安全なインプラントを提供するために、全ての症例に対してサージカルガイドを用いて手術を行っています。

難しい症例にも対応する技術

インプラント治療はすべての症例が同じ難易度ではありません。

それこそ新人の歯科医師でもできる症例もあれば、熟練の歯科医師が細心の注意をはらって行わなければならない症例もあります。

患者さん自身で、「自分の症例は簡単だ(難しい)」など判断できればいいのですが、残念ながら骨の量や密度などはご自身では分かりえないものです。

城東歯科クリニックでは、口腔外科医によるインプラント手術のため、難症例と言われる、骨造成の手術や軟組織の増量、移植なども行うことができます。

難症例とはどのような症例??

インプラント手術においては、通常の手術の過程では難しいケースがあります。特に上顎(上あご)においては、鼻腔や上顎洞があるため、骨量が不足する場合が多く、難症例となりやすいといえます。そういった場合に、歯科医師に技術がないとインプラント手術が失敗するケースもあるのです。

当院では、難症例にも対応していますので、上顎洞底挙上術といって上顎洞側壁からアプローチするサイナスリフトや、歯槽骨頂からアプローチするソケットリフトなどの手術法などを安全に行うことが可能です。

難症例治療法のイメージ「ソケットリフト法」

難症例治療法のイメージ「ソケットリフト法」
骨が薄くて通常ではインプラントできない場合も、骨を増やすことで手術が可能になります。

県内最高水準の消毒・滅菌システム

インプラントは手術を伴う以上、通常の歯科治療以上に消毒や滅菌に気をつけなければなりません。いわき市で1番とは、他の先生の手前言えませんが、屈指の安心・安全体制を整えていることは自信をもってお伝えできるかと思います。

当院の消毒・滅菌の最新システム

DACユニバーサル
歯を削るタービンまで滅菌している医院は非常に少ないのですが、当院ではドイツ製のDACという機械でタービン内部を隅々まで滅菌します。(DACについては日本で最初に導入)

大学病院・総合病院レベルの滅菌器(クラスB)
ヨーロッパ基準(prEN13060)で、あらゆる種類の被滅菌物を安全に滅菌することができ、今までの滅菌器よりもさらにきびしく医科で使用されている大型滅菌器の規格(EN285)に準じた滅菌精度を誇ります。
DACユニバーサル
DACユニバーサル
小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ基準EN13060のクラスSに合格。
ISO 9001,ISO 13485の国際認証取得済。
大学病院・総合病院レベルの滅菌器(クラスB)
クラスB オートクレーブLisa
真空と蒸気の注入を繰り返すことにより、従来では滅菌できなかった箇所も滅菌できる!

正確で安全なインプラント手術を支える設備

地域でも一番のインプラント環境を目指しています。正確で安全なインプラント手術のために、こだわるべきポイントだと考えています。

城東歯科クリニックの 安全なインプラントを支える設備

インプラントの保証とメンテナンスについて

城東歯科クリニックでは、インプラント治療後、当院の規定により、通常の使用でかつ、定期検診を欠かさない方に限り、10年間の長期保証制度を設けております。
また、インプラントを長持ちさせるためには、毎日のブラッシングが必要ですがその他に年間最低2~4回のチェックが必要です。

□ インプラントに汚れが付着していないか?
  →インプラント周囲の歯周炎の予防
 
□ 噛み合わせがうまくいっているかどうか?
  →変な力がかかっていると抜ける場合があります
 
□ 歯肉炎や歯周病(歯槽膿漏)が進行していないか?
 
□ 歯ブラシが的確にできているか?

などをチェックしていきます。

将来を見据えたインプラント設計

超高齢社会になり、寝たきりになった時のことも考えなくてはならなくなりました。
従来のインプラントでそのまま寝たきりになった場合、毎日のブラッシングが不十分となり、身体的なリスクへと繋がってしまいます。
(口腔内細菌の増殖による肺炎などの各種リスク)

そこで、城東歯科クリニックでは、寝たきりになっても清掃が簡単にできる、インプラントオーバーデンチャーに作り替えられるように、始めからインプラントの埋入位置や設計なども考えています。
将来も見据えたインプラント設計も安心材料の一つと言えます。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャー
インプラントの上部構造をボタンのような突起物に変更して、入れ歯と接続することで、インプラントからよく噛める入れ歯へと作り替えることができます。
取り外して清掃ができるため、仮に寝たきりになられたとしても、カンタンに介護者が清掃できるようになります。

高額な医療費を少しでもご負担なくされるために

インプラントは安全に治療をすれば、患者様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を高められる素晴らしい治療ですが、費用面で悩まれる方はたくさんいらっしゃいます。
そこで、高額な医療費を少しでもご負担なく受けていただくために、次の情報をご参考いただければ幸いです。
<医療費控除について>
1年間の医療費が10万円を超えた場合に医療費負担分の一定割合が税金控除されます。
医療費控除の対象となる金額は、次の式で計算した金額(最高で200万円)です。

医療費控除

例えば、100万円の治療費がかかり、ご自身で加入している生命保険から療養費として20万円が出た場合、100万円-20万円-10万円=70万円が医療費控除額として税金控除されます。
<分割でのお支払いについて>

保険外治療に関してVISAやJCBなどのクレジットカードもご使用可能です。
ただし、クレジットカードでの分割払いは、金利が12~15%も取られてしまいます。

そこで、現在当院では、クレジットカードよりも金利負担の少ない信販会社(ジャックス)のクレジットローンがご使用可能です。お手続き時の記入の手間が特に問題なければ、信販会社系のローンが低金利でお勧めです。

インプラントの価格についての注意点

インプラントの価格については、インターネットなどでたくさん出ているので、見られたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、少し誤解があるようです。
インプラントの価格は、ボルト部分の「インプラント体」の価格と、その上に装着する「被せ物」の価格に分かれます。
よく、「インプラント1本10万円」など、低価格のインプラントを売りに書かれている歯科医院がありますが、これはほとんどの場合、「インプラント体」のみの価格であり、それにプラスして「被せ物」の費用(数万円~十数万円)もかかってくることを注意しなければなりません。

城東歯科クリニックでは、「インプラント体」と「被せ物」の合計価格として、40万円でインプラントを行っております。

※骨量が少ない場合に骨増成などを行う際は、別途費用がかかります。時間とともに骨量は減っていきますので、インプラントをご希望である場合は、早いうちに診断をすることをお奨めいたします。

インプラントよくあるご質問

ブリッジのところをインプラントに変えることができますか?

ブリッジ部分の欠損の所に、インプラントを入れることは可能です。そして、欠損部はインプラントで歯をつくり、土台に使っていた歯は冠をかぶせ直すと歯も長持ちします。

ホームページを見ると、たくさんのインプラントブランドがあるのですが、その中でもどこのインプラントがよいのでしょうか?

海外・国内合わせて150~200社ほどのインプラントメーカーがあり、それぞれ特徴があります。当院では特徴を見極めて、患者さんにあった最適なインプラントを選択しています。

インプラント手術は誰でも受けられますか?

基本的には、すべての年齢層で行うことができますが、成長期の子供さんや、全身疾患をもつ方等ではできないことがあります。
また、インプラントをする部位に顎の骨の厚みや高さがない場合もできないことがあります。

インプラントはどのくらいもちますか?

噛む力は、その人の体重に相当すると言われます。そんな悪い環境でも、データー的には、10年で90数%持つと言われております。40年以上問題なく残っているものもある程です。長持ちするか否かは、二つのことに大きく左右されます。ひとつは,噛み合わせです。 いくらインプラントが丈夫でも、残っている歯が、抜けたり、動揺すれば、インプラントに過大な負担が生じ寿命が短くなります。もうひとつは、汚れです、天然歯の歯槽膿漏と同じで、インプラントも細菌感染により、寿命が短くなります。長持ちさせるには、歯科医師、歯科衛生士の指示を守り、日頃のセルフケアーと処置後のメインテナンスが大変重要です。

医院によって治療費に差があるのはなぜでしょうか?

インプラントの種類や、上に被せる歯の頭の部分のコストや、ドリル等手術時の消耗品(1回で使い捨てのものもあります)、医院の儲けの部分(都内ではテナント料、人件費が高いので当然治療費は高くなります)をどれくらいに設定するかで値段は変わります。

インプラント相談(予約制)について

当院では、診察もかねたインプラントの相談をしております。お電話で『インプラント相談希望』とお伝えください。ご予約いたします。 内容は次の通りです。
[STEP1] 問診
歯に関するお悩みや、全身状態についてご質問いたします。
次へ
[STEP2] レントゲン撮影
CTレントゲンを撮影いたします。
次へ
[STEP3] 口腔内診査
実際にお口の中を診査し、必要事項をチェックします。
次へ
[STEP4] お口の中の説明
CTや口腔内診査から分かった現在の状態をご説明いたします。

インプラント治療例

インプラント治療例
全ての患者さんに、『最終的には、このようになります』とカラーワックスで必ず模型を作製します。
インプラント治療例
その後、当院にてCT撮影をおこない骨の状態を診断します。
インプラント治療例
上の奥歯の激痛で来院された患者さんです。歯肉からは排膿を伴い、冠を外すと根の破折が確認できました。
インプラント治療例
距離を計測すると骨の量が不足しています。11mmのインプラントを埋入予定ですが、約2mm強足りません。
インプラント治療例
骨頂から、上顎洞(副鼻腔の一つ)まで8.8mm 上顎洞粘膜を挙上し、インプラントを埋入しました。術後は良好です。

インプラント難治療 ① ~他院で骨がないので出来ないと言われたケース~

K.T様(いわき市・60代/女性)

インプラント難症例①写真
《初診時の状態》
・義歯を入れても痛くて咬めず、
他院でインプラント相談をしても
「骨がないので無理!」と言われて、
インプラント難症例ができる医院を探して知人紹介で当院に来院。

《通常であれば》
・顎骨が極端に吸収し(写真①黄色の丸)、痛くても我慢して義歯を入れざるを得ない状況。

《城東歯科の治療方針》
①手術によって骨・粘膜を増やす
②仮歯でしばらく歯ぐきの形態が安定するのを待つ(インプラントができる環境をつくる)
③インプラント埋入

《想定されたリスクや副作用》
・骨造成による術後の腫れが想定されたため、抗生剤・鎮痛剤の術前投与をした。
・インプラント周囲炎を予防するために、定期的な検診を推奨している。

《治療後の様子》
・(写真②)途中経過の骨・粘膜を増やして歯ぐきが安定した状態。骨を増やしたことで全体的に歯ぐきが上がり、さらに黄色の丸の通り、歯を入れた後にすき間ができないように形態を整えた
・(写真③)インプラント埋入後の写真。歯ぐきの形態を整えたことにより、すき間がなく汚れが溜まりにくい状態(黄色の三角)。日常のブラッシングも歯間ブラシなど必要がないレベル。

これらのことにより、インプラントの
長期安定が見込める結果となった。
現在もメンテナンスで来院中だが、経過はとても良好である。
費用
約120万円
(診断、インプラント3本、骨造成、埋入用ガイド等)
期間
6ヶ月

インプラント 難治療 ② ~正しい位置に正しくインプラントを埋入する~

C.N様(いわき市・40代/女性)

インプラント 難治療 ②写真
《初診時の状態》
・右上小臼歯が先天的に欠如しており、そこにインプラントを希望(写真①)。
口腔外科医によるインプラントを求めて、当院に来院。

《城東歯科の治療方針》
①CT撮影を行い、血管・神経の箇所や骨量を診断してインプラント方針を決める
②正しい位置にインプラントを埋入
③歯ぐきの形態を整える

《想定されたリスクや副作用》
・軽度の痛みや腫れは想定されたが、実際ほとんどなかった。
・インプラント周囲炎を予防するために、定期的な検診を推奨している。

《治療後の様子》
・CT撮影をして、頬舌的にも垂直的にも骨量は十分に認められ、カムログ社製インプラント直径3,8mm、長さ11,0mmを埋入する計画。
・模型上でインプラント埋入のシミュレーションを行い(写真②左)、その後実際にインプラントを埋入(写真②右)。
比較してもほぼ完璧に同じ場所であることが確認できる。

歯ぐきの形状も自然で天然歯との見分けがつかないレベルである(写真③)。

現在、2年経過しているが予後も良好で定期的にメンテナンスに通院中。
費用
約40万円
(診断、インプラント1本、埋入用ガイド等)
期間
3ヶ月

インプラント 難治療 ③ ~若くても抜歯後放置して骨がないケース~

S.A様(いわき市・30代/男性)

インプラント 難治療 ③写真
《初診時の状態》
他院でインプラントを勧められたが、説明に納得がいかず当院に来院。

《通常であれば》
・抜歯後に放置していたために、顎骨が吸収され(写真①黄色の点線)、骨造成をするなどのインプラント技術に対応していない歯科医師では危険なケース。

《城東歯科の治療方針》
①骨造成をしてインプラントできる状態にする
②歯ぐきの形態を整える
③インプラント埋入

《想定されたリスクや副作用》
・骨造成による術後の腫れが想定されたため、抗生剤・鎮痛剤の術前投与をした。
・インプラント周囲炎を予防するために、定期的な検診を推奨している。

《治療後の様子》
人工骨剤を入れて、メンブレン(人工皮膜。写真②の黄色の四角)を被せて、3ヶ月間そのままの状態にして骨造成する。
・治療完了後(写真③)。歯ぐきの高さも自然な状態まで回復し、かぶせ物の間にすき間もない状態となっていることが確認できる。

現在、該当箇所のメンテナンスとは別に、他の欠損部位(右上)にもインプラントを希望され、インプラント埋入。
費用
約90万円
(診断、インプラント2本、骨造成、埋入用ガイド等)
期間
6ヶ月

インプラント 難治療 ④ ~インプラントが折れてグラグラになったケース~

K.T様(いわき市・50代/女性)

インプラント 難治療 ④写真
《初診時の状態》
前の歯科で入れたインプラントがグラグラするのでネジを締めてほしいとのことで、知人の紹介から当院に来院。

《通常であれば》
・大学病院に紹介。

《城東歯科の治療方針》
①CT撮影で破折していることを確認
②インプラントを摘出後、骨を増やして再度埋入。

《想定されたリスクや副作用》
・骨造成による術後の腫れが想定されたため、抗生剤・鎮痛剤の術前投与をした。
・インプラント周囲炎を予防するために、定期的な検診を推奨している。

《治療後の様子》
インプラントがグラグラする原因は、緩んでいるのではなく、中でインプラントが破折していたことが原因であることがCT撮影で確認できた。(写真①)
・なお、破折の原因は、歯茎に対してインプラント本体が細く短いものを使っていたからであった。
・患者から「その前のインプラントも形状が悪いので変えてほしい」との依頼があり、計2本のインプラントのやり替えを行う。
・骨の状態が細くて高さも足りなかったので、骨造成を施す。(写真②)
・骨が増えたことを確認し、インプラントを埋入。歯ぐきの形態もほぼ回復した状態となった。(写真③)
・現在、咬み合わせ並びに歯ぐきの安定化のチェックを行っており、今後最終的なかぶせ物を装着する予定。
費用
約100万円
(診断、インプラント1本、骨造成、埋入ガイド、軟組織移植等)
期間
6ヶ月

インプラントQ&A

1.インプラント治療とはどんな方法?

インプラントは失われた歯の代わりに、あごの骨の中に埋め込み、これを土台として人工の歯を並べる治療法です。 それで人工歯根とよばれています。

2.インプラントの材料はなに?

現在、ほとんどはチタンかチタン合金でできています。

3.インプラント治療は保険が効くの、効かないの??

インプラント治療には保険が全く効きません。初診料、検査料、手術。上部構造体、(うわもの)、メインテナンスの全てが自費(保険外)となります。

4.インプラントの治療はいくらなの?

治療費は大きく分けて4つに分けられます。手術前に行う検査料(エックス線診査、血液検査、骨そしょう症の検査など)、インプラント埋め込み手術料、 上部構造体(うわもの)製作費、メインテナンス料(その後の管理指導など)です。詳しくは、担当医にご相談ください。

5.インプラントは一生もつの?どれくらいの期間もつの?

現在の手法によるインプラント治療法は30年くらい前から行われており、現在その評価は10年経過で大部分が存在するという報告もありますが、 個人差があります。

6.インプラント治療は痛いの?

患者さんの状態により、麻酔や手術方法が異なります。全身麻酔で手術をすることもありますが、ほとんどは局所麻酔で歯を抜く時と同じように行います。 その他に笑気麻酔吸入鎮静法や静脈内鎮静法を併用して不安や痛みを和らげる方法もあります。もちろん充分な局所麻酔で手術中の痛みはほとんどありません。 しかし個人差がありますので患者さんの状態に合わせた麻酔方法が選択されます。

7.入院は必要なの?

局所麻酔によるインプラント埋め込み手術は、通常外来通院下で行われます。

8.手術時間はどれくらいかかるの?

インプラント手術は埋め込むインプラントの数や骨の状態により異なりますが、通常は1時間~3時間です。

9.インプラントの治療はだれでも受けられるの?

治療に耐えられる全身状態と充分な骨があれば行えます。病気で治療を受けておられる患者さん(例えば糖尿病、血液疾患、透析を受けられている方)の場合には、 内科の先生に相談して判断します。

10.うまくいかない場合があるの?

手術後、感染をおこすとインプラントは失敗する危険があります。また歯軋りなどの悪習癖があったり、プラークコントロールを適切に行わないなどの場合、インプラント周囲から 感染をおこし骨が吸収して、せっかく埋め込みしたインプラントがだめになることがあります。

11.治療にはどれくらいの期間が必要なの?

治療期間は、診査に3週間、手術後インプラントが骨の中で安定するまで3ヶ月~6ヶ月、その後、インプラントに土台を連結し、型を取りうわものが入るまで1~2ヶ月かかります。 ですから全体で最短でも5ヶ月かかります。

12.インプラント治療が終了したらメインテナンスは必要なの?

メインテナンスとは治療が終了してからも、インプラントやうわもの、また歯肉の状態を診査し、手入れを行う定期検診のことで、大変重要です。 インプラント治療はうわものが入ったら、それで終了ではありません。定期的にメインテナンスが必要となります。メインテナンスは最低1年に1度必要です。

13.インプラント治療と従来の治療の異なる点はなに?

インプラント治療は義歯と比較して自分の歯が残っていたときと同じように治すことができます。ですから煩わしい義歯の取り外しがないことや、食物を嚙む力もある程度自分の歯のように 戻すことができるのが最大の特徴です。また、外観も自然な感じにすることができます。

料金体系

料金体系に関しては、価格表をご参照ください。