福島県いわき市にある歯科医院 城東歯科クリニック 口腔外科 インプラント 矯正歯科 予防歯科

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精密根管治療

根管治療とは

根管治療とは
まず、感染根管・汚染した根管を清掃すること。根管とは、歯の中に神経や血管を送り込んでいる細いトンネルです。この穴は、その歯によって、メインのトンネルの本数はだいたい決まっており、治療をする時には、特に細菌に対する考慮が必要です。歯髄がむし歯などにより死んでしまった場合、その歯髄は多くの細菌に犯されて腐敗しています。このような歯を保存し、機能を回復させるためには、感染した組織を完全に取り除く必要があります。根管治療は、着手してから終わるまで、2~5回ほどですが、ケースによってはそれ以上かかる時もありますのでご了承下さい。

精密根管治療は私たちが担当します

精密根管治療は私たちが担当します
精密根管治療は、日本歯内療法学会、顕微鏡歯科学会、JIADS歯内療法コースに所属しているドクターが担当します。

詳細は後述していますが、
唾液の中に存在する多量の細菌が入らないようにラバーダム処置を行い、マイクロスコープ(×8~×10)で拡大して丁寧に汚染している歯髄を取り除きます。

「歯を守る最後の砦」となる精密根管治療を行っております。

歯の根の治療(根管治療)の流れ

step1

step1
深い虫歯で、細菌が神経まで汚染した状態です。

step2

step2
神経が視えるところまで歯を削ります。

step3

step3
専用器具で汚染された神経を完全に除去します。

step4

step4
根管内の消毒をします。

step5

step5
根管内に薬剤を詰め殺菌をして仮の蓋をします。

step6

step6
根管内がきれいになれば再感染を防ぐために神経の替わりに薬剤を詰めます。

目視(通常治療)での根管治療の困難さ

根管治療の困難さ
根管治療の困難さ
根管治療は、コンマ何ミリ単位での治療であったり、歯の根の形状が複雑な場合、目視では確認できない治療となるため、非常に難しい治療です。
感染した神経(歯髄)を完全に除去できればいいのですが、残っていたりすると、再感染を起こしてしまいます。
そして、再感染を起こしてしまうと、ほとんどのケースで抜歯となってしまいます。

城東歯科クリニックの精密根管治療


 このように、根管治療はとても重要な治療です。
しかし・・・
日本における根管治療はとてもお粗末なレベルで、ある歯科の専門雑誌によると、アメリカでは日本人の受けている根管治療のレベルの低さが話題になっているという記事があるほどです。
どうしてこのようなことが起こるかというと、日本の根管治療の保険費用が不当に低いことが大きな原因です。(アメリカでは、根管治療の費用が10倍くらいかかります。お隣の韓国でも、日本の5倍くらいの費用となのです。)
そのため、どうしても丁寧な根管治療をするための設備も充実できませんし、時間もかけられないというジレンマがあるのです。悲しい話ですが、事実です。
城東歯科クリニックでは、「根管治療は歯を守る最後の砦となる治療」と考え力を入れています。

①マイクロスコープを用いた根管治療

再感染を起こさないために、コンマ何ミリ単位での非常に繊細な作業が要求されるため、マイクロスコープを用いて治療を行います。

②ラバーダムを用いた根管治療

ラバーダムというゴムのシートを使用することで、唾液を遮断し、根管への菌の混入が防げます。
ラバーダムを使うのと使わないのとでは、根管治療の成功率が大きく変わるといったデータも出ているくらいです。

③(難治性の根管治療の場合)CTによる病巣の治療前後の診断

難治性の根管治療の場合、歯科用CTを用いて診査診断を行うこともあります。
CTにより、目では確認できない病巣の大きさと位置を立体的に確認できます。
さらに、根管治療後も病巣が完治しているかどうかを確認することも可能です。
治療前には大きな膿の袋(黄色の点線)がありましたが、根管治療後のCT撮影で膿の袋が消えていることが確認できます。

注意点

※ 精密根管治療を行っても歯を救える確率は上がりますが、100%救える訳ではありません。
その点を患者様にはご了承いただいた上で、ご相談に応じます。
よろしくお願いいたします。

根管治療例

CASE1

根管治療例
下の奥歯の痛みが主訴で来院されました。初診時は歯肉、頬、顎下部まで腫脹し、まず点滴、抗生剤服用して頂き、消炎を図りました。下の奥歯の根の先が黒く透けています。冠を外して、根の治療を開始すると、多量の膿が出ました。
根管治療例
唾液中の細菌が、根の中に入らないよう、ゴムのシートをします。
根管治療例
術後約一年
黒い陰は殆ど消失し、骨になったのが解ります。 歯肉の炎症も治まり、最終補綴へ。 患者さんの仕事の都合もあり、期間が少しかかりましたが、しっかり治療すれば、“抜かなければダメですよ”と言われた歯も、きちんと保存できます。これが、医療だと考えます。 “診療する手に心”

CASE1

根管治療写真
※術前◯の部分は膿がたまっている個所です。
初診時、頬部から顎下部にかけての腫脹と激痛を主訴に来院されました。
以前、数件の診療所で抜歯を宣告されたそうです。
レントゲン写真診断の結果、根の先端に大きな黒い影があります。中に膿汁が溜まって内圧が高まり、痛みの原因になっていました。
早速、根の治療を開始。膿を出して内部を減圧し、消炎鎮痛を図ります。
その後、約1年の根の治療の末、黒い影は消失し、完全に骨になりました。

「頑張って通った甲斐があった」

と、患者さんは大変喜んでおりました。

料金体系

料金体系に関しては、価格表をご参照ください。