《初診時の状態》
・奥歯が咬むと痛いとのことで、
他院では「この歯はもう救えないので、抜歯してインプラント」と言われて、
何院か探される中で知人の紹介で当院に来院。
《通常であれば》
・(写真①)歯が割れているので、通常なら抜歯せざるを得ない状態。その後は、インプラントかブリッジを選択するのが通常。
《城東歯科の治療方針》
①幸いにも親知らずがあったために、それを有効利用
②今の歯(破折歯)は抜歯
③親知らずを移植してかぶせる
《想定されたリスクや副作用》
・痛みや腫れ、感染症のリスクが想定されたため、抗生剤・鎮痛剤の術前術後の投与をした。
・感染すると生着しないため、担当医の指示どおりの服用を依頼した。
《治療後の様子》
・破折歯は抜歯して、即日で親知らずを90度ずらして移植(写真②)
糸でしっかり固定し、生着させる
・2~3週間で生着できたことを確認の上、メタルクラウンを装着して治療完了(写真③)。レントゲン写真でも生着していることが確認できる。
現在、2年経過しているが予後も良好でメンテナンスで通院中である。